ゆゆめも

読んだ本と生活のこと

【読書】裸になれば仲良くなれる『ヨシダ、裸でアフリカをゆく』

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『ヨシダ、裸でアフリカをゆく』ヨシダ ナギ 著/扶桑社/2016.5

 以前、図書館でのブックリサイクルで、ヨシダナギさんの写真が表紙を飾っている雑誌Penをもらいました。当時母がTBSで放送されていた番組「クレイジージャーニー」を熱心に観ていて、この著者の回がとても面白かったと聞いていたのですが、表紙の鮮やかな写真に惹かれて手に取ったものが偶然にもこの方。

 かなり(いい意味で)ぶっ飛んだ方とは耳に挟んでいましたが、こちらの本の著者紹介から突っ込みどころ満載。”2014年にはインド北部のナガ・サドゥ”Shiva Raj Giri”に弟子入りし、ヨガで鍛えた強靭なチンチンに乗せてもらえるまでになる。”……?何回読んでも意味が分かりません。

 現地ガイドに所持金をスられたり現地民に砂をぶつけられたり、ホテルにわんさかいるゴキブリと心を通わせたり……。自分だったら一生のトラウマになりそうなところを、そんな目に合いながらも旅を続ける彼女のアフリカの人々への愛がコミカルにつづられていて、美しい写真を楽しみつつ、あっという間に読んでしまいました。

 残念ながら、前述の”強靭なチンチン”の詳細は分からないままでしたが、今後彼女の写真を見かけたら、その一枚を撮影するために、どんな紆余曲折があったんだろうと考えずにはいられなさそうです。